「電子カルテに関するアンケート」送付にあたって


耳鼻咽喉科情報処理研究会会員各位

 盛夏の候となりましたが先生にはますますご健勝のことと思います。
 昨年春、厚生省が診療録の電子保存承認の見解(下記注参照)を発表してから、カルテの電子化への気運が急速に高まってきたことは良くご存知のことと思います。これまでの電子カルテシステムの稼働例を見ると、内科の一部や腎透析、人間ドック、個人診療所など、領域が狭く比較的単純な診療業務の多い施設に多く導入され始めていますが、総合病院ではオーダーシステムに比べてごく僅かです。耳鼻科領域のように、その守備範囲が広く、かつ季節的変動の多い診療科では、外来診療現場での問診・所見入力の手間を初めとして、多用されるスケッチの処理、めまいなどのアナログ情報、カラー画像・動画、音声データの保存などかなりの基本的問題を抱えていると思われます。皆様のカルテ電子化に関するご意見をいただき、本年11月末に浜松で開催される日本医療情報学会の中の「電子カルテ是非に関するセッション:仮称」で報告をしたいと考え、このアンケートを実施することに致しました。電子メールアドレスをお持ちでない会員も多数おられますので、今回は郵送といたします。
 何卒忌憚の無いご意見をいただきたいと思います。もちろん、皆様の個人名秘匿は守り、集計結果はML又は郵送で報告させていただきます。ご多忙のところ恐縮に思いますが、何卒ご協力下さいますよう宜しくお願いいたします。期日は8月4日(金)までと致します。            

敬具

平成12年7月25日

 耳鼻咽喉科情報処理研究会監事・幹事一同

青柳 優(山形大)、阿部和也(都立府中)、荒井和夫(東京都)、伊藤八次(岐阜大)、井上秀朗(神奈川県)、今泉 敏(東大)、加納 滋(富山県)、川内秀之(島根医大)、暁 清文(愛媛大)、小池靖夫(徳島県)、酒井俊一(香川県)、坂部長正(鈴鹿医療大)、新川 敦(神奈川県)、友田幸一(金沢医大)、古田 茂(三重県)、森 望(香川医大)、森園徹志(静岡済生会)、山中 昇(和歌山医大)、渡辺いさむ(東京都)、渡辺行雄(富山医薬大)


注:

診療録等の電子媒体による保存について(1999年4月22日、厚生省健康政策局長通達)

次の3条件を満たす場合、電子媒体による保存と実施を認める。

  1. 保存義務のある情報の真正性が確保されていること。(虚偽入力、書き換え、消去・混同の防止、作成責任の所在を明確化)
  2. 保存義務のある情報の見読性が確保されていること。(必要に応じ肉眼で見読可能な状態・書面にできること)
  3. 保存義務のある情報の保存性が確保されていること。(法令に定める保存期間、復元可能であること)